2020年5月29日
世界初!! ES細胞から作った肝臓細胞を移植し赤ちゃん救う
・難病の赤ちゃんにES細胞から作られた肝臓の細胞を移植した
・赤ちゃんは無事退院
・国内でES細胞から作られた細胞を移植するのは初めて
国立成育医療研究センターは肝臓移植の必要な難病の赤ちゃんにES細胞から作られた肝臓の細胞を移植したことを発表しました。
赤ちゃんは生まれてからの体重が6キロ程になる生後3ヶ月から5ヶ月くらいまでは肝臓移植が受けられず、その間の治療法が求められていました。
今回、尿素サイクル異常症の生後6日の赤ちゃんに、ES細胞から作った1億9000万個の肝臓の細胞をへその緒の血管を通して赤ちゃんの肝臓の血管に届くよう移植を行いました。
移植後、赤ちゃんの血液のアンモニア濃度は通常値となり無事退院する事ができました。
国内でES細胞から作られた細胞を移植するのは初めてで、今後も移植を行い広く使える治療にしたいということです。
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