2020年5月26日
酒は百「害」の長!? たった一杯でも健康に悪影響アリ
・酒は少量なら健康に良いとされてきた
・最近の調査によると、少量でも病気のリスクをあげるという
「酒は百薬の長」と昔からいいます。全くお酒を飲まないより、少量だけ飲むほうが、長生きできると考えられてきましたが、最近のランセット誌に掲載された研究では、そうではないという報告が複数なされています。確かに、少量飲酒した群のほうがリスクが低くなる疾患(心筋梗塞や糖尿病など)もあるのですが、全く飲酒しない群が最も低リスクになる疾患(乳がん、結核、口腔がん、アルコールに関連した交通事故や外傷など)もあるのです。総合的に考えると、最も低リスクなのは全く飲酒をしない群であり、一日に一杯未満のごくわずかの飲酒をする群がそれほどリスクを上げない群と考えられます。
参照先
https://toyokeizai.net/articles/-/235594
―ほんの少しの飲酒はストレス解消にもなって、いかにも「百薬の長」っていう感じですが(なんて言い訳をしつつほんの少しじゃまったく止まらない)、なんとその一杯だけでも体に悪いという、お酒好きには残念な調査結果です。「一杯だけ」といっても、結局一杯だけで済む人とはそういないのですから、だったら最初から全く飲まない、というのは最も賢い「お酒の害からの身の守り方」なのかもしれませんね。